江戸時代には将軍家へ「八川そば」が献上されていたそうです。
八川とは、奥出雲町八川地区のことで、この八川地区を含め、奥出雲では古来より
たたら製鉄が盛んな地域でした。
たたら製鉄では、大量の木炭を必要としたため、周囲の雑木等を切り開いた後に、
根株を山焼きし、焼き畑を作って、そこにそばを直播きします。灰が適度な肥料となり、
そばの自然栽培にはもってこいの条件だったわけです。標高400メートル寒暖の差が
ある気候条件が、そばの栽培にはちょうど良い土地でもありました。
このように奥出雲では、山間のわずかな土地を利用し、そばを栽培してきました。
出雲そばの特徴は、灰緑色の色調と、香りの高さ、コシの強さにあります。



















