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2025年1月19日日曜日

阪神大震災から30年 その9

 高齢者施設のリスク
 高齢者福祉村のような高齢者対応のいろんな建物が、敷地内に集められた場所のシルバーマンションたるところに行った。水配りや何でも屋である。
 先ずマンションの入り口で地盤沈下のため、周りが下がって50cmくらいの段差。この段差がかなりひどく。元気な我々でも、よっこらしょである。
 高層マンションは、元気な高齢者ばかりで、普段はエレベーターがあり快適らしい。しかし、神戸と言う大都会直下でほとんど全てのエレベーターを強い揺れに遭い、ほとんどのエレベーターが点検するまで動かない事になっていた。私が行ったシルバーマンションは、点検優先度が低かったのか、未だに未点検、動かずです。
 普段は便利なエレベーターですが、地震にはものすごく弱い。
 低層の建物には、介護の必要な方が入る特別擁護老人ホーム。ここは、それなりに,介護士さんたちにより、なんとかなっているようだった。
 普通の高層マンションなら,まだ近所の若い人が、少しは助けてくれるかも知れないが、老人マンションでは、隣も高齢者。助け合うにも限界が。
 効率化も、普段は良いが、危機管理事象の時には、大きな足枷となる。1パーセントにも満たない、危機管理事象をどれだけ意識して、住まいを選択するか、行政も計画するか。
 ただ、その1パーセント以下の事象が起きた時、大きな後悔を感ずるのではなかろうか。
 大都市一極集中と大災害の問題は、地震でも、大雨でも語られています。効率良いコンパクトな町が被災したら、誰が助けてくれるのか,考えてほしい。

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