避難所の近くの家の前で、茶色の雑誌の日本犬が紐を外した状態で、いつも同じ場所に座っていた。時々その前を人が通ってもおとなしく、何か寂しそうにしている。ボランティアの一人が余ったパンをやっても食べようとしない。近所のおじさんが通りがかりに教えてくれた。この犬は,あばあさんと一緒にその家に住んでいたのだが、地震の時におばあさんが救急車で病院に運ばれ、その日以来ここで、じっとおばあさんの帰りを待っていると言う。話しを聞いた私もボランティアの仲間も皆目頭を熱くした。
なんとか元気に生きてほしいとボランティアのみんなが、毎日自分の食べものの中から、少しずつ分けてやった。
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