半農半漁のこの地で、かろうじて地震被害が少なかった田んぼ。水路を応急補修して、5月に田植え。そして、9月末から10月初めに実る石川県の奨励米「百万石」がもうすぐ収穫できると言う9月21日。能登全体に線状降水帯の暗雲が発生。
9月21日午前11時前から22日午前10時過ぎまで大雨特別警報が発令された。そして、川の増水氾濫、土石流の発生、道路や橋の流失、家屋の浸水と地震被害から立ち直ろうとスタートした矢先の被災。
10月14日にボランティアに行った珠洲市宝立町では、震災で残った農地を水と土砂,流木がおそっていた。川と直角に交差する国道の上流側の水田は、土砂と流木で完全に埋没し、収穫間近だったお米は全滅。国道の下流側には、国道を超えた濁流が、一気に押し寄せ稲を薙ぎ倒し、田んぼに粘土質の土砂を堆積させた。
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